ほぼ全ての方にとって一生に一度の「お墓選び」。
お墓を建てる際はかかるお墓の費用をしっかりおさえて、後悔のないお墓選びをするようにしましょう。
この記事ではお墓の種類別に札幌・石狩エリアでお墓を建てるときにかかる費用を説明します。
この記事はこんな方におすすめ!
●札幌や石狩エリアでお墓を探している方
●お墓の種類別に価格相場を知りたい方
●札幌や石狩エリアで予算に合わせてお墓を選びたい方
お墓の価格は種類によって違う!
一口に「お墓」といってもさまざまな種類があり、種類によって価格が大きく異なります。
一般的な「石のお墓」以外にどのようなお墓があるのか見ていきましょう。
お墓にはこんな種類がある
お墓はおおまかに分類すると
いわゆる「石のお墓」、霊園管理者が遺骨を供養・管理してくれる「永代供養墓」、永代供養墓の一種で石の代わりに樹木を墓標とする「樹木葬」、遺骨を骨壷に入れたまま室内に安置して管理する「納骨堂」といったものがあります。
種類によって価格帯が異なりますが、それぞれ特徴があるので個人のニーズに合わせて選ぶ必要があります。
それぞれのお墓の価格はズバリいくら?
続いて、それぞれのお墓の価格を、メリット・デメリット共に見ていきましょう。
石のお墓のメリット・デメリット・価格
お墓の中でももっとも一般的なイメージの「石のお墓」のメリット・デメリット・価格相場について説明します。
【石のお墓のメリット】
・先祖代々のお墓を引き継いでいくため、家族の拠り所となる
・自分の子どもや孫が継承できる
・自由度が高く、自分の好きなデザインのお墓を建てることができる
・伝統的なお墓なので親族の賛同を得やすい
【石のお墓のデメリット】
・料金が高い
・代々子孫が継承していくことが前提なので、継承者がいないと建墓できない
・管理費用がかかったり、お墓のお手入れが欠かせないので遺族への負担がかかる
【石のお墓の価格相場】
一般墓の全国平均購入価格は169.0万円ほどが目安となります。
(鎌倉新書「2021年お墓の消費者全国実態調査」調べ)
なお、石のお墓は石の単価×石の量によって大幅に異なります。
●同じデザインだけど、石が違う
●同じ石を使っているけど、大きさ(デザイン)が違う
といった理由などで、お値段は大きく異なるので、お墓を選ぶときの参考にしてみてくださいね。
永代供養墓のメリット・デメリット・価格
霊園管理者が遺骨を供養・管理してくれる「永代供養墓」のメリット・デメリット・価格相場について説明します。
【永代供養墓のメリット】
・管理を墓地や霊園の管理者に委託できるので、継承者がいなくても利用できる
・子どもや孫がお墓の管理を行わなくて良い
・比較的安価に利用できる
・管理料を含めて一括納入するため、ランニングコストの心配がいらない
【永代供養墓のデメリット】
・合祀墓の場合、「プライベートなお墓」という実感を得にくい
・合祀墓の場合は共同墓地となるため、合祀後はお骨を取り出すことができない(他の人のお骨と混ざるため)
・単独墓(個別墓)でも期間のある永代供養墓の場合、決まった期間を過ぎると合祀墓に納骨される
※17回忌や33回忌、50回忌、または30年や50年を目安に合祀される所が多いようです。
【永代供養墓のお墓の価格相場】
永代供養墓の全国平均購入価格は10万円~150万円程。
(鎌倉新書調べ)
永代供養墓は永代供養墓の種類、その供養の内容や、墓地の付帯設備などによっての価格が金額が変わるため、目安に大きな幅があります。
永代供養墓は単独墓か集合墓か合祀墓かで価格の相場が異なるのがポイントです。
◆単独墓とは…個別墓とも呼ばれる、個別の墓石を建てて納骨するタイプの永代供養墓です。
それぞれのお墓にプレートが設置されている場合や、墓石を使用する場合もあります。
決められた期間内では単独の墓が認められ、それ以降は合祀になる場合が多いです。
契約期間が決まっているため、夫婦一代限りのお墓や、子供と二世代のお墓として使用するケースが見られます。
単独墓を建てる際は「永代管理料」+「墓石費用」がかかるため、割高になることがあります。
◆集合墓…石碑などはひとつで、納骨スペースのみ個別で設けられている永代供養墓です。
単独墓と同様に、決められた回忌を過ぎると合祀に切り替わりケースが一般的です。
◆合祀墓…遺骨を他の人と分けることなく、同じ場所に埋葬する永代供養墓です。集合墓より低価格で利用できるところが最大の特徴です。
合祀墓は他の遺骨と一緒に埋葬するケースが多いため、一度埋葬したら遺骨を取り出すことができない点に注意しましょう。
樹木葬のメリット・デメリット・価格
永代供養墓の一種で石の代わりに樹木を墓標とする「樹木葬」のメリット・デメリット・価格相場について説明します。
【樹木葬のメリット】
・石のお墓と比べて費用がリーズナブル
・永代供養付きのものが多く、一括納入後は管理費がかからない
・継承者がいなくても利用できる
・自然に囲まれた明るい雰囲気のお墓が多い
・ペットと一緒に入れるケースが多い
・寺院墓地でも「入檀義務」がないところが多い
【樹木葬のデメリット】
・他の遺骨と一緒に埋葬する合葬タイプの樹木葬は改葬ができない(遺骨が取り出せない)
・樹木葬の形態によってはお線香があげられないケースがある
・継承できない一代限りのお墓が多い
【樹木葬の価格相場】
一般墓の全国平均購入価格は71.7万円。
(鎌倉新書「2021年お墓の消費者全国実態調査」調べ)
樹木葬の中でも何種類かタイプがあり、種類によって価格は変動します。
樹木葬は大きく分けると下記の3つがあります。
◆個別埋葬タイプ…遺骨1霊ごとに1本の樹木を植え、その下に個別に埋葬をするスタイルの樹木葬。
◆合葬タイプ…1本の大きな共同のシンボルツリーの周囲に、複数の遺骨を埋葬するスタイルの樹木葬。
◆合祀タイプ…別のスペースが存在せず、シンボルツリーの下で他の方の遺骨と一緒に埋葬するタイプの樹木葬です。
一般的に個別埋葬タイプが一番高めで、合祀タイプが一番安めの価格に設定されています。
納骨堂のメリット・デメリット・価格
遺骨を骨壷に入れたまま室内に安置して管理する「納骨堂」のメリット・デメリット・価格相場について説明します。
【納骨堂のメリット】
・アクセスが良い場所にあることが多い
・屋内にあるので天候に関係なくお参りができる
・草むしりなどのお墓のお手入れが不要
・永代供養をしてもらえるところが多い
・石のお墓と比べると契約時の費用を抑えることができる
・宗教不問の場所が多い
【納骨堂のデメリット】
・地震・火災などがあった際、建物が倒壊・焼失するリスクがある
・使えるスペースに対して費用がやや高め
・年間1万円から2万円程度の管理費を支払うケースが多く、ランニングコストが高くつくことも
・契約期間があるため、最終的に合葬するケースが多い
・お供え物に制限があるケースが多い
【納骨堂の価格相場】
納骨堂の全国平均購入価格の目安は91.3万円ほどです。
(鎌倉新書「2021年お墓の消費者全国実態調査」調べ)
納骨堂の中でも、
・仏壇タイプの納骨壇が横並びになっている仏壇型(霊廟型)
・ロッカーのように並んだ棚に骨壺を納めるタイプロッカー型
・専用カードやタッチパネルの操作で、遺骨や位牌が自動的にお参りスペースに運ばれてくる形式の自動搬送型
・戒名や没年月日などが書かれた位牌を個人スペースのシンボルとして掲げる位牌型
といったさまざまなタイプがあります。
なかでも一番割高なのが仏壇型、もっともポピュラーなのがロッカー型となります。
まとめ
お墓にもさまざまな種類があり、タイプによって価格が異なることをお分りいただけたでしょうか。
予算の都合もありますが、それぞれの特性を把握してぜひ自分にあった理想のお墓を見つけてくださいね。
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